ヘッドライトスイッチ:リアフォグ表示を橙色に改造 modification and maintenance new beetle |
ヘッドライトスイッチのフォグランプモニター表示の動作がどうも気に入りません。 ノブを1段引いて、フロントフォグを点灯させるとミドリ表示に切り替わりますが、さらに1段引いてリアフォグを点灯させても、インパネ表示灯は点灯しますが、スイッチ部分は変化がありません。 なんとかスイッチ部分も表示色を変えられないか、WEBサーチしていたらよい情報がありましたので早速改造にかかりました。 |
ヘッドライトスイッチの改造のあらまし 2003.5.6 |
ヘッドライトのノブを押しこんで1/2ステップ右に回しそのまま手前に引っ張るとスイッチが抜けるはずであるが、実際には嵌め合いがきつくて、つまんで引っぱっても抜けません。 ヒューズボックスのところのサイドトリムパネルを外しておいて、 そこから手をつっこんで、ヘッドライトスイッチを裏側から手前側へ押してやると意外と簡単に外れます。 | |
3KX 1C0 941 531A 01C 車両側コネクタの嵌合を外して(写真略) シールの部分は、OLFAアートナイフで切っておきます。 4箇所のツメ部を小さいマイナスドライバーで外側に押し広げながら、まずは5mm引きます。 |
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ヘッドライトスイッチがOFFになっていれば、CCWに回せばシャフトが抜けます。 |
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シャフトが上手に抜けると、こんな感じで基板が現れます。 |
基板が現れます |
基板は鉛筆削りで先を細く削った竹の割り箸でこじって外します。 マイナスドライバーでこじると、基板のパターンを損傷するおそれが十分あります。絶対にやめましょう。 |
改造前のパターン面 |
改造前の基板です。 フロントフォグランプポジションはミドリに変わるのに、リアフォグは赤のままです。 プリントパターンをじっとながめていると、改造のポイントがなんとなくわかってきます。 |
改造後 |
写真のように部品を追加、載せかえればほぼ完成です。 回路図はこちら ・使用部品はLEDダイダイ ・複合トランジスタDTA114EKA(PNP10k/10k) DTA114EKAはもともとは代用でして 本当はSC-59パッケージの普通の2SAタイプのトランジスタでよかったの ですが手持ちの部品がなかったため、動作すればいいやとDTA114EKAを 使った次第です。Ic=150mA程度を選定する。 ロームであれば2SA1037AKあたりがよいかと思います。 http://www.rohm.co.jp/products/discrete/transistor/bipolar/2sa1037ak/ 東芝ならば2SA1162あたりがよいかと思います。 http://www.semicon.toshiba.co.jp/openb2b/websearch/productDetails.jsp?partKey=2SA1162 ・抵抗1kΩ2個、 ・抵抗10kΩ ・コンデンサ0.1μFまたは0.01μF、 ・スズメッキ線φ0.7 2cm 基板を組み込む前に、乾電池6F22で点灯テストを行いましょう。 GND-ILに9Vを加えて赤点灯、そのままGND-NSLに9Vを加えダイダイに切り替われば、回路は合っています。 |
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基板を元に戻し、スイッチを組み立てて、車両に戻します。 追加したスズメッキ線の部分は片側のベラが短いので指で押しこんで、接触させます。 |
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車両での完成写真 LEDは高輝度のダイダイを使用しましたので、制限抵抗は1kΩですが、フロントフォグランプのミドリのよりも明るくなってしまいました。 |
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ミドリを高輝度E1L31-3Gに交換 フロントフォグ表示の緑の色合いが悪く(なんとなく色が薄い) ダイダイと輝度が合いませんので緑のLEDを豊田合成 E1L31-3Gに交換し(制限抵抗は820Ωを2つ外し て制限抵抗は820Ω1個でまずはテスト)たところ、眩しすぎました。 ダイダイも820Ωにしてある。 |
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改善事例 2004.9.6 ミドリの制限抵抗は4kΩ(12kΩ*3パラ)に変更しました。在庫の抵抗ではちょうどよい値がなかったので.. ダイダイもちょっと暗いかなと思い、750Ω(1.5kΩ*2パラ)に変更しました。 |
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ほんとうはミドリなんだけどデジカメの性能が悪くて色がうまく表現できません。
Olympus C-3040zoom |
参考文献:http://irc.junglist.org/fogmod/
参考にはしましたが、基板のバージョンがだいぶ異なっており、パターン解析には苦労しました。 古いバージョンの基板にはデバイス番号のシルク印刷がありますので、その部分は非常に助かりました。 |
LUPOの場合
LUPOのヘッドライトスイッチBK7 1C0 931 531の場合、少し基板が違いますが、 こちら pdf 53kB を参考に改造されるとよいかと.. ノーマルではフロントフォグがないので、その分のパーツはつけなくてもいいです。 図はフロントフォグの部分を含んでいます。 これは設計図のみで、実車でテストはしていません。 聞いたところによると、Audi車は最初からこの球が入っているそうです。 |
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