スパークプラグの点検 |
23500km走行したので、そろそろかなあと思いプラグを点検しました。 2003.1.13
プラグを外すにはプラグレンチのほかに、プラグキャップを抜く工具が必要です。 町のモータースでは、インテークマニーホールドを外さないと交換できないと思っているらしい。 電極を掃除するためのワイヤーブラシもあると良いでしょう。 |
エンジン型式AQY、ゴルフのAPKエンジンも同じ感じですね。
エンジンのカバーをあらかじめ外しましょう。 エンジンオイルレベルゲージを抜いて、カバーを手前から起こせば容易に外せます。 カバーは3点でパッコンと嵌まっているだけですので工具は不要です。 樹脂のバリでけがをしないように、軍手をはめて作業しましょう。 |
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必要な工具 そこらへんに落ちていたワイヤーブラシ 16mmプラグレンチ(Hazet 880A Mg T)マグネット付き 9.5sq首振りエクステンションバー(KTC BEJ20-300) 9.5sqT型ハンドル(Hazet 8815) エアホース 自作プラグソケットリムーバー(純正T10112をまねて作ったもの) 純正T10112とはタブ部分が異なる。押す方向にもミゾが掘ってある。 タブ自作用参考図 HAZETから1849-9が発売になった。これにより純正工具と同じ物が入手できます。2006.6.28追記 首振りのプラグレンチなるものが世の中にあるが、どんな車の整備に必要なのだろうと不思議に思っていたが、まさかニュービートルがそれにあてはまるとは?? 今までは、TOYOTAのDOHCエンジン(2T-GEU改3T、4S-Fi、4S-FE、5S-FE)を乗り継いできましたのでなんら気にもしませんでしたが、KTCにもhazetにも同様な工具があります。今回は首振りエクステンションで何とか足りました。 | |
1番シリンダーのプラグソケットを外しているところ。 フューエルベイパーラインやインジェクターのコネクタ、ハーネスが邪魔して工具が入りにくい。 プラグソケットの金具の切り欠き部に引っ掛けて引っ張ります。 1番抜き取り写真 つめ嵌合 プラグソケットが外れても、スペースがなく工具と分離できないことがある。ディーラーではどうやっているのだろう? |
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2番、3番の写真は飛ばして、 4番シリンダーのプラグソケットを外しているところ どの気筒も同じようにやりにくいが、4番はプラグコードが短いため、特にやりにくかった。 |
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外したプラグを見てみるとカーボンもたくさん付着していました。 | |
焼け具合は、こんなもんでしょうか。 | |
プラグの電極はだいぶ減っていると思われます。 中心電極がおむすび状になっています。 プラグの型式はBKUR6ET-10 NGK製 外側電極が放射状に3個ありロングライフを狙ったものらしいが、寿命は早い。 今日は掃除のみで、再組付けしておしまい。 スパークプラグ締付けトルク 30Nm |
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型式BKUR6ET-10・純正品番101 000 033 AAはともにフランジ外周部に刻印 NGK定価900円 VWマークが入っている。純正であることをアピールしていますね。 NGKの納入単価はたぶん390円ぐらいでしょう。 |
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さてとプラグを交換してみようかな? どれどれこの車に合うものはと 純正プラグ NGK BKUR6ET-10 NGK VXプラグ BKR6EVX-11 NGK イリジウムプラグ BKR6EIX-11 こんなとこかな。街で安く売っていたら買ってみよう。 |
DENSO イリジウムプラグ IK20に交換 24057km 2003.2.2 |
DENSO IK20 4本入り 外箱 デンソーイリジウムプラグIK20(定価¥1500)購入価格は4本で3600円送料込み。 中心電極はφ0.4という細さ。電極が細ければ細いほど、電位が集中して電界強度が強くな飛火電圧が低くなる。その結果全運転領域で確実な燃焼が得られ、エンジンの始動性・加速性がよくなる。(ことがあるだけだと思う。)と箱に書いてありますが、実力は体感できるかな? |
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プラグ外形比較 取り外した標準プラグBKUR6ET-10とデンソーIK20の長さを比較してみました。 使えるというだけあって、長さもISO寸法でいっしょです。 ISO寸法とは プラグガスケット面から、プラグ端子までの長さが50.5mmで、世界共通の寸法です。JIS仕様(NGKでいうBCPタイプ)プラグより2.5mm短くなっている。ISOプラグは、ネジ径14.0mm、金具六角対辺16.0mmプラグが対象。 |
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BKUR6ET-10(清掃した後約300km走行)の焼け具合。 ガイシ脚部は ややキツネ色をしており、良さそうである。 接地電極が茶色いのはなぜでしょうね。 水分が付着して、錆びてしまったのかも。これもワイヤーブラシでこすればきれいになります。 黒いカーボンが根元に付着しています。アイドリング時のガスがが濃いのでしょうか? |
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取りつける前に心配だったので、プラグキャップに嵌めてみました。BKUR6ET-10もIK20もプラグキャップの嵌まり具合は同じでした。 | |
プラグの取付 最初は手で締めこむんだけど、プラグソケットを使うと、首振り部がぐらぐらなので、なかなか穴に垂直にできません。 そこで登場するのはエアホース約50cm、これをプラグのガイシ部にはめ込んでから、ホースをくるくる回して、ねじ込むとGOOD。 それと、このホースはシリンダーヘッドのプラグホールのフランジ面の掃除にも使えます。 ちょっと汚いけど、先っぽをプラグホールに当てて、息を吹きかけてエアブローします。 手で仮締めしてガスケットがあたったら、プラグレンチで1/4〜1/2回転締め付ければOK。 それ以上回してもガスケットがつぶれるだけである。 |
というわけで無事取付完了しました。 はたしてその性能はいかに!! プラグメーカーは15,000kmから20,000kmがプラグの寿命と謳っていますが、電極の減り具合を見るとまんざら嘘ではなさそうですね。前に乗っていた車はプラチナプラグで10万km交換不要とのことで、点検もしたことがなかったです(もっとも5万kmしか乗りませんでしたが)。燃焼具合を確かめる意味で、20,000km毎に点検したほうが良さそうですね。 |
結果発表 燃費は、ちょっぴり良くなっています 私は暗算が苦手なので、ガソリンを入れた量に8を乗じて、走行距離と照らし合わせ、8km/L行くかどうかで燃費の判断をしていました。 いままではどう計算しても、街乗りで7.9km/Lぐらいで8km/Lをなかなか超えませんでしたが、 プラグ交換後は8.4km/Lをマークしました。ハイオクガソリンが1Lあたり105円(消費税込み)であるゆえ、この燃費が継続されれば、ガソリン576L消費時(距離にして、4836km)にプラグ代の元が取れる計算である。 プラグなんか交換してもそんなに燃費は変わらないと鷹をくくっていたが、これほどまでに変わるのかと思うとちょっと意外であった。 その後の給油でも8.28km/Lであった。8km/Lを下回ることは無いようである。2003.2.15 高速道路を主に使った旅では、10.06km/Lであった。2003.2.18 通勤主体では8.43km/L 2003.3.1 今はタイヤがミシュランパイロットHX MXMなのですが、省燃費タイヤではないので燃費の向上は期待できません。純正装着のエナジーMXV4PLUSだったらもう8%ぐらい高速道路での燃費はのびるはず。 のろのろ神戸の旅 10.26km/L 2003.3.4 通勤街乗りのみ 8.06km/L 悪い2003.3.15 今日はハイオク107円に値上がりしていた。次回はハイオク70%、レギュラー30%の混合給油にしようかな | |
この後の燃費記録はこちら |
NGK イリジウムMaxプラグ BKR6EIX-11Pに交換 48375km 2004.7.28 |
DENSO イリジウムプラグIK20に交換し約20000km走行しましたが、外側電極がすごく減っていてプラグギャップも広くなってしまい、使えなくなりました。 今回はより耐久性に優れていると言われている外側電極に白金チップを採用したイリジウムMAXプラグに交換しました。 交換のしかたは、上の点検手順を参照ください。 |
自慢の工具たち |
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