ニュービートル
純正CDデッキに取り換えてみるの巻き



2004年4月以降納車モデルにに採用された、MP3再生機能つき FM/AM・CDデッキに取り換えてみました         2006.3.12     68830km

ヤフーオークション等で不要品が出品されていますが、高価でこれまで入手困難でしたが、入札したら落札しちゃったので、交換方法をUPしました。
CDラジオの取り説(関係分抜粋pdf)もあるが、4.5MBもあるので、ご入用の方は管理人までメールでお問い合わせください。

Delco Electoronics
入手したMP3再生機能つき FM/AM・CDデッキ(1C0 035 196AA)です。
昔は、カセットラジオでしたが、 2004年4月以降のモデルからCDラジオに変更になりました。
変更当時は玉が少なく、高値取引で手が出ませんでした。
参考入手価格10000円+送料700
シリアル番号が VWZ4Z4E4006000以降だとCD挿入口の右上にMP3ロゴが入るようですがこれにはその印刷はありません。 参考:2004年4月の初期CDデッキの品番は1C0 035 196C(2004年08週製造あたり)だったようです。このときはまだAUX入力対応ではなかったのかも?
2005年18週では1C0 035 196ABだったようです。
ヤフー出品写真の保存がこういうときに役に立ちます。

これまでついていた、カセットラジオを自作ラジオ取り外し工具または、こちらで外します。
あらかじめスイッチコンソールパネルを外しておくと、下からワイヤーハーネスを送り出すことができ、作業がはかどります。下から送らないと、ハーネスが引っかかってデッキが手前に抜けてこない。
脱着でセンターパネルにキズが付く可能性があるので、気になる方は周囲に保護テープを貼るといいかも。
カーナビ電源をラジオ裏から取っていますので、ゴチャゴチャしており作業がやりにくいです。
アンテナコネクタ、スピーカーコネクタ、電源コネクタ、CDチェンジャーコネクタを外します。
今回はAUX入力のレベルも比較したかったので、自作したAUX入力ケーブルをミドリコネクタに挿入しました。
CDデッキに各コネクタを接続し、アンテナコネクタ外れ防止金具をくるっと回して上手に納めます。

デッキをゆっくり押し込む。
アンテナケーブルが裏側に挟まっていると、奥まで押せません。
ロックがかかると、ばねが跳ねる音がするはずでしたが、音はしなかった。


実はカーナビ電源をぬすむRC-168を使っているので納めるのは大変困難だった。

スイッチコンソールパネルを外して、手を突っ込んでコネクタ嵌合する。
電源をONにしてラジオを聞いて見ます。
周波数の単位がMHZだったりKHZだったり、残念ながらSI単位系で正しく表示されないけど、あきらめましょう。

kHz、MHzと表示できないものか。
イジェクトボタンを押すとまずはここまでCDが出てきます。
このままではつかめません。

そのまま10秒放置すると、また中に引き込まれます。
もう一度イジェクトボタンをおすと、中心穴まで顔を出します。

つまり2アクションでCDを取り出すわけです。
2005年モデルのオプションカタログを見ると、昔のトランク取り付けタイプの6連奏CDチェンジャー(CX−CW1950B J1C CD1 A01)はAM/FM CDデッキ標準装備車には装着できない と注意書きがあるのですが、一番の心配はCDチェンジャーあると思わせケーブルを認識するかどうかです。
アームレスト装着タイプの6連奏CDチェンジャー(1J0 057 110 SONY製 or 1K0 057 110 Vortex製 89,250円)は双方に使えるのに、なぜなのか理由がわかりません。
部品取り車から外したラジオハーネスがあったので、実車に接続する前にバラックですが「CDチェンジャーあると思わせケーブル」の動作テストを行いました。

1-6ボタン、ボタンも働きました。 結果は何とか動いているようです。

実は検証過程で少し変な動きをすることがあることがわかった。
FMラジオを聞いていて、CDチェンジャーにすると本来はCD1 TR01になるはずであるが、なぜか勝手にTR02に変わることがある。実用上は差しつかえないことであるが、カセットラジオではこの現象は無かった。
CDチェジャーあると思わせケーブル制御基板にCDCリード線を接続して、テスト中の様子。

ダメならば他の古いファームで試そうと考えていたが、その必要はなかった。
CDC選択時、あると思わせケーブルを認識するが、すぐに音が鳴らずしばらくミュートされ2秒ぐらい経ってから正常になる。

純正の6連奏CDチェンジャーではどうなんだろうか?
すぐに音が鳴るのだろうか?
AM/FM・CDデッキ外観写真
上面
右側面
2005年34週製造
底面
背面
背面のこのブラケットは、180度CW回転させアンテナプラグを嵌合する。ばねで戻りコネクタに当たって止まる。
その時、縦で止まりラジオをインダッシュに押しこむことができる。
アンテナコネクタをこのように嵌合して、本来はばねで戻るはずであるが、少し干渉しているので手でCCW方向に回してやります。
底面 メイバン
2005年8月製造
デルコ エレクトロニクス社製(本社 インディアナ州ココモ)
でもこれはメキシコ組立て品である。
コネクタピンアサインの図
これによると、AUX入力はCDチェンジャー入力とは別のコネクタ(青)に接続されるようになっていることがわかる。
AUX入力を有効にするには、真ん中のミドリコネクタ(4A0 972 643A)にオーディオケーブルを接続してやる必要があります。
今度やってみよう。
ミドリコネクタが空いているが、2005年モデル(2004.10-)以降はここにAUX入力が接続されているので、それ以前のモデルでCDデッキに換装しAUXを生かすには配線を追加する

その際はリペアハーネス 000 979 131 を1.5本使って自作する。
これはカセットラジオ(1C0 035 186)のピンアサインの図である。
CDチェンジャーコネクタのとなりにあるコネクタは、上のものとは信号が異なる。
TEL端子なんだろうけど、CLK、DATAになっている。
内部分解写真
CD-RWに書き込んだMP3ファイルを聞こうとディスクを挿入しようとしたら、吸い込まない。 ディスク挿入検出部が壊れたのかと思い、分解して調査してみました。
トップカバーを外すのには、5mmソケットレンチレンチまたは3/16インチソケットを用います。
ふたが外れました。CDドライブユニットが上に載ってます。
電源をつないだら、いやな予感。CDを入れてないけど、モーターが回り始める。
CDを入れたところ、すんなりと挿入できふつうに再生できた。

どうやら、フォーマット違い、読めないMP3ファイルを何回も読もうとして、ソフト的にハングアップしていただけで 電源コネクタを抜き差しすることで、復活したもよう。
外す前にそう言うことも考えたが、たぶんメカニカルな故障だと思い、苦労してCDラジオを外したが、結果的に何とも修理の必要はなかったということか...
おまけ

底面パネルをはずした写真
純正カセットラジオと外観比較写真
上 CDデッキ2006年
下 カセットデッキ2001年

ボタンのシルクが違うし、圧電スイッチからタクトスイッチ(厳密に言うと動きはtactではないが)に変更になっており、触感が異なる。

音質調整は高域、低域に加え中域も変えられる。その代わりバランス調整と前/後調整は同じボタンで一度押してバランス調整、さらに押して前/後調整となる。
左の4つのボタンはONディレーとなっており、ちょい押しでは反応しない。長めに押すべし。

カセットデッキの頃は、ここの4つのボタンはいづれか最初に押した時のみONディレーで、その後となりのボタンを押しても即反応したが、CDデッキではどのボタンのどのタイミングでもONディレー処理に変更された。
これは左ハンドルを基本に設計されているために、ワイパー操作で指が短時間触れただけでは反応しないように仕組まれたものと想像します。
背面
右側面
左側面




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